【新唐人2010年11月19日付ニュース】香港で、7年ぶりに鳥インフルエンザの患者が発見されました。患者は、中国大陸を旅行していた59歳の香港の女性です。当局はすでに、鳥インフルエンザへの警戒レベルを上げました。
当局は17日の夜になって、この件を発表しました。感染したのは59歳の女性で、11月1日に中国大陸の旅行から香港に戻った後、2日、鼻水などの症状が出て、5日からは発熱も出ました。14日、入院し、H5N1型のインフルエンザだと確認されました。
香港食物・衛生局 週一岳局長
「患者は今、危険な状態です。肺炎もあります。しかも近いうちに、集中治療室に入る恐れがあります」
この女性は、10月23日から11月1日まで、中国を旅行し、3度、上海を訪れました。
中国大陸で感染した可能性を、医者は指摘します。
衛生防護センター総責任者 曾浩輝・医師
「H5N1ンフルの潜伏期間は2週間に及びます。通常 1週間以内に発病します。患者の近況によると、発病の1週間前、ほとんど大陸にいました」
香港はすでに、インフルエンザへの警戒レベルを高めました。
香港食物・衛生局 週一岳局長
「この地域には危険があります。当然、香港も含みます。そして患者の訪問先、中国大陸です。各方面、警戒心を高めています」
香港で前回、鳥インフルエンザの患者が発生したのは、2003年2月。広東省の汕頭市から入ってきた症例でした。中国では今年6月、湖北省でH5N1の感染例が2件起きたと発表されましたが、中国当局の情報隠しを疑う声はやみません。
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